ブロガー刺殺事件という「言論に対するテロ」に思うこと。
これマジでこの粘着ユーザーが犯人だとすると、もうどうしようもない感じですよね……。ご冥福をお祈りします。
【ネット殺人】福岡男性刺殺事件でネット犯行声明か / 有名ブロガーHagex氏を殺害した犯人「低能先生と馬鹿にされ殺意か」 | バズプラスニュース Buzz+ https://t.co/zFfFkDfsqY— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月24日
hagex氏には一方的にdisられてたし、過去ログ漁ればぼくに対する誹謗中傷山ほどありそうだけど、だからといって執筆活動が原因で殺されてしまうのはあんまりだよなぁ……。一方的に難癖つけて恨まれることはブログ書いてたら誰にでもあるし、他人事じゃない。
— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月24日
これからはセミナーの類とかも、参加者に事前の本人確認を求めたほうがいいんだろうね。それこそブロックチェーンにID刻んでKYC終えないと、参加申請できない的な。悪意あるユーザーを排除できる仕組みが必要ですなぁ……。
— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月24日
というわけで、ぼくが登壇するセミナーは、必ず事前の本人確認を求めるようにしようと思います。誰が参加するかわからないのはリスクが高い。まぁ、セミナーはそもそもやらんことですな。やるならVRだな……。
— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月24日
Voicyでも語りました。
今日はハード目なテーマ。もう少し言語化していきたい。
ブロガー刺殺事件とメディアの未来。 – イケハヤhttps://t.co/MD3GTZExae#Voicy— イケハヤ (@IHayato) 2018年6月25日
米重さんのツイートも合わせて。今回の事件はまさに「テロ」ですよね。
発信者はレピュテーションリスク、怨恨、プライバシー等のリスクを負って発信している。そのリスクの発現方法は今までは掲示板やTwitter等での悪質な書き込み、訴訟、あるいは怪文書や物理的嫌がらせ。「殺害」というのは恐らく初めてで、まさにテロ。
— 米重 克洋 (@kyoneshige) 2018年6月24日
既に著名なブロガーやインフルエンサーが何人も「気をつけます」と言う。実際に「気をつける」最も単純な方法は発信によるリスクを最小化する方法で、つまり敵を作らないこと。より具体的に言えば、発信を慎重にする、あるいは発信活動自体をやめてしまうこと。
— 米重 克洋 (@kyoneshige) 2018年6月24日
盛んに行われてきたサロンやオフ会などのイベント開催も、多少は躊躇する向きがあるだろう。こうして発信者だけでなく彼らを取り巻くコミュニティにも萎縮が広がる。これがまさに言論に対するテロの「効果」。萎縮はすぐに始まり、見えない心の内面で確実に効果を発揮する。
— 米重 克洋 (@kyoneshige) 2018年6月24日
組織ジャーナリズムの場合、絶対にそれを許さないという強いメッセージを社会に広く発信することができる。しかしブロガーはたった1人。ある意味大勢の「たった1人の発信者」が脅迫される場合はどうか。これからも強気で発信していくことができるか?自分ごととして恐怖を感じる人を責めるのは難しい。
— 米重 克洋 (@kyoneshige) 2018年6月24日
対処法は「テロは許さない」という意思をなるべく多くの発信者が連帯して示すことしかないだろう。一事件の被害者1人の問題に矮小化しないこと。暴力を是認せず、その他大勢の「たった1人の発信者」を独りにしないこと。暴力が動機によって正当化されることはないという当たり前のことを確認したい。
— 米重 克洋 (@kyoneshige) 2018年6月24日
米重さんのご意見ももっともですが、結局「萎縮」は防げないでしょうね。
ひとりで戦っても、まるで合理的じゃないですから……。
Voicyでも話しましたが、ぼく自身は「クローズドなメディア」の可能性を探求していきたいと思っています。
それはテロに屈したとかそういうことではなく、前々から思っていたし、すでに「ブロガーズギルド」でも実践していることなんですよね。
クローズドな場で発信した方が、収益性もよくなるし、ユーザーに対して価値を提供できるんです。何も、すべてをオープンな場でやる必要はありません。
実際、リアルな社会というのは、かなりクローズドですよね。
大学・会社に入るためにも「試験」がありますし、婚活だって収入要件があったり、家を借りるのだって借金をするのだって「足切り」があります。
一方で、今までのウェブは、足切りがほとんど行われてきませんでした。
それはインターネットの美徳のように思われてましたが、別にそれは、単に技術が不十分だっただけだと思うんですよね。
足切りできるようになったら、みんな足切りしますよ。そっちのほうが合理的ですから。
こういうメディアを作りたい。
たとえば、イケハヤは、こんなメディアを作りたいと思っています。
- フォロワーが1,000人以上いないと読めないメディア
- 仮想通貨ウォレットに一定の残高(100万円以上)がないと読めないメディア
- ブロックチェーンを使ったKYC(civicなど)を終えないと読めないメディア
こうした「足切り」において、ブロックチェーンがいかに有益か、というのも重要な事実ですね。そういう観点で、この技術は社会を平和にするのです。
なんともひどい話なので、もう少し時間を掛けて言語化していかないとダメですね。技術の力で、よりよい社会を作っていきましょう。
引用元: まだ仮想通貨持ってないの?
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