ビットコイン80万円突破で米仮想通貨ファンド『寿司・プレミアム』に言及、リップルやイーサリアムなど主要アルトも全面高
- ビットコインが80万円台を突破
- ビットコインが高騰し80万円を上回った影響で、国内最大手の仮想通貨取引所bitFlyerでサーキットブレイク発動。相場が乱高下する中、海外投資家の見解は。
ビットコインが80万円台を突破
ビットコインは一時80万円台まで急騰、2018年9月5日以来249日ぶりの水準に。
これに伴い、アルトコインも全面高となった。特に顕著なのが、ビットコインキャッシュ、ライトコイン、ネムで、いずれも前日比20〜30%の暴騰を見せている。
bitFlyer BTCFXではプラス乖離でオーバーシュートして100万円を超え、サーキットブレイクが発動した。
サーキットブレーカー制度とは、誤発注等による価格急変防止の観点から、取引の一時中断を行う制度のこと。基準価格(10分前の約定価格)の上下20%の変動幅が起きた場合に、5分間取引が停止され、板寄せ方式で再開されるまで注文などが行えなくなる。
これを受け、海外の大手取引所でも相場も乱高下するなどした。
日本勢、中国勢からの買い圧力
なお、海外勢の分析によれば、米仮想通貨ファンドPrimitiveの創設者であるDovey Wan氏は、強気相場の継続を見込んでいる。
日本の大手取引所bitFlyerは、米国の大手取引所Coinbaseに対する価格乖離が4%ほどに広がっており、Wan氏はこれを韓国の「キムチ・プレミアム」に倣って「スシ・プレミアム」と称している。同氏は、日本市場での心理的節目を80万円、中国では5万RMBと見ていた。
Asia wakes up ¥50000 RMB accomplished this gonna be massive if it holds for another 8 hours or so
$7300/¥50000 maybe the the most strategic level of this cycle pic.twitter.com/q1FOT50Dyj
— Dovey Wan (@DoveyWan) 2019年5月12日
昨晩、12日になれば、アジア圏市場のFOMO買いが活発になると予想したWan氏の読みは的中。
香港市場は3連休で銀行などの既存金融機関がサービスを停止し、法定通貨の流入が限定される中、ビットコイン需要は供給を大幅に上回ると分析した。
さらに同氏は、この強気なモメンタムが8時間ほど維持できれば、さらなる上昇を見せる可能性が高いと予想している。
著名アナリスト、価格修正待ちか
SNS上でも有名な経済アナリストAlex Kruger氏は、今回のビットコインおよびアルトコインの高騰に対して、仮にロングポジションを持とうとするのであれば、6400ドル(約70万円)水準への価格修正を待った方がいいと、独自の見地を示している。
IMHO if looking to go long crypto now for the first time in 2019, unless scalping, better to wait for a pullback to 6400 or so. If I’m wrong, so be it, just thought to share my thoughts given a few DMs on the topic I received.
— Alex Krüger (@krugermacro) 2019年5月11日
2017年当時、ビットコインが10,000ドル(約110万円)を突破した際も、価格の調整に対する注意を呼びかけたKruger氏は、今回の高騰を受けて、「FOMOの中で、買いに入るのは非常に感情的なトレードだ。相場が調整に入ると乱されてしまうだろう。」と懸念を示した。
なお、フォロワーによる「仮に強気相場で8,000ドル(約88万円)に到達したとしても、おそらく6900ドル(約76万円)までの調整は入るだろう」との見方に同意している。
引用元: CoinPost
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