ビットコインの急騰理由と背景、XRP(リップル)のチャートは「大相場」を示唆しているか|仮想通貨市況
- 仮想通貨市場
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●昨晩メジャーアルトがほぼ全面高に、ビットコインの急騰理由と背景
●XRPの2014年チャートが大相場を示唆?BTC過去チャートも比較
金融市場と仮想通貨
2019年3月6日(水)の国際金融市場の値動きは、以下の通り。
日付 | NYダウ | 日経平均 | BTC価格 |
---|---|---|---|
2/28(木) | 25,985ドル(-72) | 21,385円(-171) | 42.5万円 |
3/1(金) | 25,916ドル(-69) | 21,602円(+217) | 42.6万円 |
3/4(月) | 26,026ドル(+110) | 21,822円(+219) | 41.5万円 |
3/5(火) | 25,891ドル(-206) | 21,726円(-95) | 41.6万円 | 3/6(水) | 25806ドル(-13) | 21,596円(-129) | 42.8万円 |
本日の東京株式市場は、今週末に控える「先物・オプションメジャーSQ(特別清算指数)」の算出を控え、東証1部はロールオーバー中心の薄商いとなり、ポジション調整の先物売りが出た。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、国内取引所関連のセレス(3696)やマネーフォワード(3994)が微上昇。日本経済新聞で、セレスと資本・業務提携を行う「bitbank」の運営会社と、BITPointの運営会社リミックスポイント(3825)が、証券業に参入を目指していることが報じられた。
詳しくは、以下の記事で解説している。
ビットコインテクニカル分析
ビットコインは5日の22:00頃、時間足でダブルボトムのような形状から噴き上がり、約1.5万円幅の急騰を見せた。最近頻繁に出現する海外主要取引所「BitMEX」の大口板が先導したとの見方もあり、FXトレーダーからは冗談混じりに「(BitMEX CEOである)アーサー買い」などと揶揄された。
また、Launchpadで発表した「トークンセール第3弾「Celer Network」の影響で高騰しているバイナンスコインを始め、急反発したイーサリアムやライトコインの値動き、さらに国際金融市場で「米国の経済指標」が堅調であったこともセンチメント改善につながった側面も指摘されている。
結果論にはなるが、BTC価格は短期レジスタンスラインを上回り、2,3回に渡ってサポート化をチェックするような値動きを見せ、買い圧力を確認するようにしてから、大陽線での急騰を見せた。
この先の値動きを4時間足で俯瞰すると、以下のようになる。
FINEX価格で3934ドルライン(fib0.382)の攻防中であるが、中期トレンドライン(オレンジ線)を上抜けているようにも映る。海外取引所の大口、あるいはアルトコインの値動き次第にはなるが、一旦押し目を作ったとしても、トレンドラインや雲の下限での反発を確認できれば、4100ドル付近までの上昇(約2万円幅)を期待できるかも知れない。
一方で、2月25日から続く「レンジ相場」に再び収束した場合、短期的な下値余地は3800ドル付近になるだろう。
先行指標化するアルトコイン
CoinPostの朝市況レポートでも報じたが、5日には、スターバックスの仮想通貨決済導入のほか、機関投資家取引所LGO Marketsなどの好材料も相次ぎ、投資家心理に緩和の兆しが見られたほか、6日時点で高騰した通貨(LTC、EOS、BNB)のチャートとビットコインチャートを比較すると、アルトコイン先行の反発であったことが明らかになっている
6日 7:00時点の騰落率では、EOSが前日比13.36%高、LTCは前日比13.86%高、BNBは20.66%高となっていた。
半年以上前から、ビットコインのドミナンス比率は50%を越えているが、メジャーアルトがBTC相場を牽引する流れは、直近の軟調相場では比較的みられる傾向にあり、2017年の上昇トレンドでも見られたことからも注目に値する。
これは、多くの金融機関の参入や、Binanceなどを中心に既存の仮想通貨取引所でも、「仮想通貨 to 仮想通貨」の取引から、「Fiat(法定通貨) to 仮想通貨」の取引導入の流れが加速していることが要因に挙げられる。
Launchpadの好調で資金流入が顕著となっているバイナンスコイン(BNB)は、今や時価総額8位まで上昇しており、無視できない影響を与えている。
XRPのチャートが2014年と酷似
仮想通貨トレーダー「シャカトゥマン(@zaftman)」氏のXRP考察が話題になっている。
$XRP リップル 上がるしかねえんだよな
歴史は繰り返す pic.twitter.com/Cz9xqeSJWD— シャカトゥマン (@zaftman) 2019年3月5日
当時のXRP価格は、0.005〜0.015ドル(0.5〜1.5円)ほどで推移していたため、時価総額こそ現在の1/20以下であるが、仮想通貨に限らず、国際金融市場でも相場(チャート)は一種の「自己相似性」を有しており、いわゆる「フラクタル構造」はビットコイン市場でも往々にして見受けられることから、市場心理を反映するにあたり、今後意識される可能性も考えられる。
なお先日、年初から続く下落相場の下落率が、ビットコイン史上最高値の221万4028円から「83%」の下落率を記録しており、2014年から2015年にかけて403日間に及ぶ下落相場によって記録された「86.3%」の下落率に近づいていた。
2018年夏頃より、2014年のチャートとの相似性が指摘されている。
LTCの高騰理由
また、自国通貨不安でハイパーインフレに陥っているべネズエラ政府が、ユーロ建てでビットコインとライトコインの国際送金サービスを開始した。
ベネズエラ国民は、世界中どこからでも
これを受け、ライトコイン(LTC)は、6日17:00時点で一時11%弱の高騰を見せており、現在53ドル(約5925円)の水準で推移している。
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— CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) 2018年10月12日
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引用元: CoinPost
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