6/4(月)|再びMtGOXのウォレットに動き・仮想通貨市場はBTCにつられ全面安
- 仮想通貨市場
- 仮想通貨市場はビットコインの下落に伴い、アルトコインも下落し、全面安に。BTC市場では、再びMtGOXのウォレットに動きが確認されました。
- 仮想通貨関連株
- 4日に発表されたSBIバーチャル・カレンシーズの先行口座サービス開始を受け、「SBIホールディングス(8473)」が4.71%高。関連銘柄であり、SBIVCのシステム構築を支援する「ソルクシーズ (4284)」も大幅高となるなど、7月の本稼働(一般公開)前にも関わらず、業績に対する期待度の高さを伺わせています。
仮想通貨市場
仮想通貨市場は、ビットコインの下落に伴いアルトコインも下落し、数日ぶりの全面安となりました。
BTC/JPYは15時付近で84万7000円から83万5000円、19時30分付近で83万8000円から82万6000円と2度1万円以上の下落が記録され、22時現在では前日比で2.5%のマイナスとなった。
前日まで好調な伸び率を記録していたアルトコインも軒並み下落し、数日好調相場を維持したEOSは10%のマイナス、他にも主要通貨では5%を上回るマイナス幅を記録した通貨が目立ちました。
ビットコインの今回下落の要因の一つになった可能性として浮上したのは、MtGOX社のウォレットに動きが確認されたことです。
MtGOXのウォレットを監視するサイトcryptogroundにて5月10日にコールドウォレットから移動された先のウォレットから本日ウォレット内最後のビットコインとなる2446BTCの移動が確認されました。
2446BTCは現在のBTC価格82万7000円で換算すると約20億円に相当します。
以前よりMtGOXの売り圧力は懸念される傾向にあり、ウォレットの動きに伴う形で、ビットコイン相場に影響した可能性があります。
市場に悪い影響を与えたのは51%攻撃に関するニュースです。
ZenCash(ZEN)も51%攻撃が確認されたことを発表。
ブロック318204と318234において、攻撃者は二重支出攻撃を実行し、約6000万円の被害が出たと報告しました。
このような状況ですが、日本市場にとって複数の動きが確認されました。
Coinbase社による日本進出や、日本居住者向けのサービス停止を行なったものの日本進出に向けて動きを見せたHitBTCなど、世界の取引所が厳しい日本の仮想通貨交換業者登録を目指して動きが活発になってきました。
マネロン対策不足の観点から業務改善命令を交換業者に行うことも含め、6月の金融庁の動きには注目が集まりそうです。
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株
仮想通貨(ブロックチェーン)関連株では、「SBIホールディングス(8473)」が4.71%高となり、終値ベースで3,000円台復帰。
SBIホールディングスは4日、100%子会社のSBIバーチャル・カレンシーズが、先行口座登録の審査を終えた一部顧客に対し、仮想通貨の現物取引サービス「VCTRADE」の提供を開始したことを告知。約2万人の限定販売で本稼働は7月以降とするものの、業績への期待先行となりました。
このニュースを受けて、「SBIバーチャル・カレンシーズ」が進める仮想通貨の交換および取引サービスにおけるシステム構築を支援する「ソルクシーズ (4284)」も9.92%と大幅高になるなど、関連銘柄が物色されています。
CoinPostの関連記事
その一方で、「SBIVC」との競合懸念などから、仮想通貨取引所関連の主力銘柄が軒並み軟調。
先日の決算内容と、今期の強気予想で高値を付けていた「リミックスポイント(3825)」が大きく売られて8.36%安となったほか、コインチェックの金融庁登録への準備を進める「マネックスグループ(8698)」も5.50%安となりました。
この2銘柄は短期的に高騰していたため、SBI株を買うための利確売りなどで一部資金が移動した可能性も考えられます。
有望視されている仮想通貨(ブロックチェーン)関連株の最新情報は、以下の記事でまとめているので参考にどうぞ。
CoinPostの関連記事
引用元: CoinPost
「仮想通貨全般」カテゴリーの関連記事