米取引所Poloniexが国内のユーザー対し一部サービスを停止
米仮想通貨取引所Ploniexは、米国在住のユーザーに対しマージン取引サービスとレンディングサービスの提供を停止すると発表した。現在のところサービスが停止される正確な日時は未定だが、年末までに行われる予定だ。海外在住のユーザーへの影響はないようだ。
Poloniexは今回のサービス停止は米国の規制に合わせたものだとしているが、規制に関する詳細な説明はない。同取引所は今年に入り規制に沿う形で営業を進めており、ユーザーの本人確認(KYC)を導入するなどの措置を取っていた。5月以降KYCが済んでいないアカウントは凍結されている。
2014年に営業を開始したPoloniexは、多くの仮想通貨ペア取引を提供している老舗取引所で、今年2月にモバイル決済サービスを提供するCircleによって買収されている。買収額は4億ドルに上ると報告されている。
また今回の一部サービス停止と合わせて、Synereo(AMP)、Expanse(EXP)、 Gnosis(GNO)の3銘柄を10月10日に上場廃止することも発表された。この3銘柄を保有するユーザーは11月9日までに出金を行わなければならない。
Poloniexは9月27日にドルにペッグしたステーブルコインUSD Coin(USDC)を取引ペアに追加している。現在USDCで取引できる仮想通貨は、ビットコイン、イーサリアム、テザーとなっている。
USDCは、Circleのプラトッフォーム上で購入することができる。ユーザーはUSDCをPoloniexに送金し取引を行うことができ、Circleを活用しドルに戻すこともできる。
USDCは仮想通貨取引の流動性を上げるために開発されたイーサリアムのネットワーク上のトークンだ。現在取り扱いを行っている取引所はPoloniexのみだが、CoinExやKuCoinといった他の取引所にも上場する予定だ。
ドルをUSDCに変換する際の手数料は無料だが、USDCをドルに戻す際の手数料は約0.1%となっている。USDCは事実上のドルであり、Poloniexには資金移動業者として厳格な規制が課せられコンプライアンスが求められる。
引用元: ビットコインニュース
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