ビットコイン価格は急上昇後、揉み合い状態に|テクニカル分析
- 今週の値動きを振り返り、次の節目を探る
- CoinPost所属のテクニカルアナリストが今週のビットコインの値動きを振り返り、次のシナリオや節目、可能性などを解説。当記事ではボリンジャーバンド、RSI、フィボナッチリトレースメントを用いてビットコインチャートを分析しております。
直近のビットコイン(BTC)の値動き
直近のビットコインの値動き(BTC/JPY,bitFlyer,一時間足)を振り返ると、9月20日早朝に60万円代後半をつけた後、そこから反転し、76万円台まで上昇した後は落ち着き、もみ合っております。
今回のビットコインの上昇に先んじて、XRPの暴騰などもあり、悲観相場から一転した展開となっております。
ボリンジャーバンドとRSI
ボリンジャーバンドでビットコインの値動き(BTC/JPY,bitFlyer,一時間足)を見てみると、急上昇する場面ではバンド帯の上に張り付いていた他、バンド帯を超える場面もありましたが、直近は比較的落ち着いており、9月24日正午過ぎ現在ではバンド帯のやや真ん中に位置するなど、落ち着いた展開を見せております。
ボリンジャーバンドとは
価格帯の大半がこのバンド(帯)の中に収まるという考え方をしたテクニカル分析の1つ。
95.5%の値動きは±2αの線の中に収まるという統計から、+2αを超えた時やその付近にある場合は売り、-2αを下回った時やその付近にある場合は逆に買いのタイミングという逆張りの手法によく使われる。
RSI(BTC/JPY,bitFlyer,一時間足)上では、21日の急騰の際に買われ過ぎを示す70%ラインを大きく超えて80%台をつける場面もあったものの、そこから落ち着き、9月24日正午過ぎ現在で55%台と、市場センチメント的にも落ち着きを見せております。
直帰もみ合いの展開になっている事から、上にも下にも抜けてもおかしくない展開となっており、ファンダメンタルの要素など、何か材料が出れば再び動き出すかもしれません。
RSIとは
投資家の心理状況を表す為に考案されたテクニカル指標。このRSIの数字が高いと「買われ過ぎ」、低いと「売られ過ぎ」となり、相場の強弱を教えてくれるテクニカル指標で、株式の世界では一般的には70%以上だと買われ過ぎ、30%以下になると売られ過ぎと言われている。
次の節目は?
次はフィボナッチリトレースメント(BTC/JPY,bitFlyer,日足)で、次の節目になるラインを見ていきましょう。上向くとしたらここから76万8400円付近を抜け、更に79万1500円付近を超えていけるかどうかとなっており、この揉み合いの流れから下落していく場合には75万2100円、そして次に73万5900円付近を下抜けていくかが一つの節目となっていく事でしょう。
当記事で何度も言及しておりますが、揉み合い相場であり、上抜けも下抜けもシナリオとして想定できる為、何か材料が出てくるとどちらにも抜ける可能性があるでしょう。
免責事項
当記事は、特定の通貨に対する投資や買いや売りのタイミングを推奨するものではなく、市場環境などファンダメンタルズ要因によっても大きく左右されるため、あくまで一つの考え方となります。
また、仮想通貨投資をする際には、価格変動リスク、流動性リスクなど様々なリスクに注意し、自己責任で行って頂くようお願いいたします。当記事を参考にした投資に対して一切の責任を負いかねます。
引用元: CoinPost
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