仮想通貨ADA、テストネット「Shelley」が正常稼働 240以上のステークプールが準備完了
ステークの委任ももうすぐ可能に
カルダノ(ADA)のインセンティブ付きテストネット「Shelley」の正常な動作が確認され、ステークプール運用者の準備がスタートした。16日にはすでに240以上のステークプールの準備が完了したとカルダノの技術開発機関IOHKがtwitter上で報告している。
Our incredible #CardanoCommunity have put in a remarkable effort this weekend, with over 240 pools (+ counting) getting ready for staking. Thank you. We’ll let #ada holders know as soon as Reward wallets are available – sign up for alerts here https://t.co/fDjC3ORlYv 3/3 pic.twitter.com/Tp9M04p1FL
— Input Output (@InputOutputHK) December 15, 2019
16日か17日にはテストネット用報酬ウォレットがリリースされ、一般ユーザーもステークの委任が行えるようになる予定だ。
改めまして、ステーキングに参加する場合はこちらのリンク以外は詐欺です。皆さん、ご注意ください。
https://t.co/4q11NgP3jh
https://t.co/gbKHOQ07j6— EMURGO カルダノ ADA (@Emurgo_Japan) December 14, 2019
インセンティブ付きテストネットの目的
カルダノのロードマップによればこのテストネットは、独自かつ世界で初めて学術的に安全性が証明されたPoSアルゴリズムである「OUROBOROS(ウロボロス)」の実証実験を行うためのものであるという。インセンティブがあるのは、実際の報酬が得られなければウロボロスの根拠となるゲーム理論が機能しないからだ。
ステークプール・ステークの委任とは
まず、PoSは一般的にコインのステーク(保有)量に応じてブロックチェーン上で次のブロックを生成し、その報酬を得る人が決まる方法で、ビットコインのPoWに比べるとコンピュータによる計算競争が無いためエネルギーの無駄が無いとされている。
カルダノのステークプール運用者はブロックチェーンのノードを運営し、ステークを実際に行う。その際、ノードを稼働させる知識もリソースも意思もないADA保有者からのステークの委任を受けてまとめてステークする。ステークプールからのステーク量にが多いほど次のブロック作成者となる確率が高くなり(上限あり)、ブロック作成報酬はステークプールにステークを委任した人にも分配される、という仕組みだ。
テストネット用報酬ウォレットがリリースされると、11月29日午後9時時点でADA専用ウォレットの「Daedalus」または「Yoroi」ウォレットにADAを保有していたユーザーがテストネットでのステーク委任ができるようになる。
また、この委任の仕組みを利用した詐欺も予想され、公式以外のリンクを踏まないよう注意が必要になる。
引用元: CoinPost
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