ビットコイン相場2019を主導していたのは米国トレーダー、アジア圏は総じて弱気|仮想通貨データ分析LongHash
- 強気は米国、弱気はアジアか?
- 仮想通貨データ分析企業LongHashのデータによると、今年のBTC上昇トレンドに「地域格差」が確認された。米国のトレーダーは、アジア圏よりも強気傾向にあるデータが示されたという。
ビットコイン市場は米国主導
仮想通貨データ分析メディアLongHashのデータによれば、今年のビットコイン強気相場には「地理的な温度差」が見られる。主に、米国トレーダーに顕著な傾向にあり、アジア圏のトレーダーよりも強気のマインドを見せていた。
タイムゾーン(地域に合わせた9時〜18時)と価格変更率のデータから、4月における一時急騰を除き、主なプラス変動率を記録したのはほとんど米国タイムゾーンである。*米タイムゾーンでは主に西・東海岸(3時間の差)で算出する。
アジアタイムゾーンは、中国時間を基準にしている。
LongHashは、BTCが6月末に年初来高値を記録して以降、アジア時間では売りが多く価格下落が見られていたが、反対に米国時間では買いを中心にした反発傾向にあったと分析した。
なお、LongHashがタイムゾーンにおける日平均価格で計算したところ、米タイムゾーンの方では日平均価格の上昇率が著しく高いことがわかった。つまりアジアタイムゾーンでは、9時〜18時の間では価格がほとんど上昇していない。
さらにLongHashは、「米コインベースと中華圏大手OKCoinのプレミアム価格で比較した場合、両方ともプレミアム(買い需要による価格乖離)が見られたが、5,6月の急騰相場がコインベースのプレミアムの上昇とほぼ同時に起きたため、少なくともその相関性が認められ、米トレーダーがより強気を見せていた」と指摘している。
もちろんこの分析は、世界中の全取引所をマッピングしたデータを基にしたものではないが、代表的な取引高で見ると、タイムゾーン及び地域データではビットコイン市場に対する温度感の違いも確認された。
参考資料:LongHash
引用元: CoinPost
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