リップル、イーサリアムのBTC建チャートとビットコインドミナンスを独自考察|仮想通貨市況(タキオン)
- 仮想通貨市場
- 仮想通貨のアルトコインドミナンスは長期下落局面と解釈できる。BTC建てアルトは底の見えない展開が続くが、ETH/BTCは短期では反発期待も。XRP/BTCチャートも独自考察。
ビットコインドミナンスが70%の抵抗線で反落
今回よりCoinPostさんで記事をライターとして記事を寄稿させて頂くことになりました。よかったら是非御覧ください!!https://t.co/LsZz2RqqC2
— タキオン (@wing_tachyon) 2019年7月21日
上昇を続ける仮想通貨ビットコイン(BTC)ドミナンスであるが、70%の大台を前に反落した。
短期ではアルトコインへの資金流出も見られる。ビットコインが20,000ドル(220万円)に迫っていた2017年12月付近の水準と、70%という心理的な障壁の両面が抵抗線となっていると思われる。
7月15日にビットコインドミナンスは69.45%に達し70%に迫る水準に達するも、その後は反落に転じた。これは2017年12月、ビットコインが20,000ドルに達し、盛り上がりが頂点に達していた水準であり、意識されるポイントがだったと思われる。
暗号資産のマーケットキャップからビットコインドミナンスを引いた率がアルトコインドミナンスであり、ビットコインドミナンスの反転チャートになる。
アルトコインドミナンスは、200日移動平均線を重ねても長期的な下落局面と解釈できる。反転チャートゆえに、ビットコインドミナンスは200日移動平均線を重ねると長期的な上昇局面と解釈できる。
ビットコインドミナンスの上昇は2018年3月ごろから上昇傾向であり、1年以上に渡ってその傾向が続いている。アルトコインが強かった2017年ごろと比べると対照的だ。
主要アルトコインの対BTC建てチャート
ここからは、個別に主要なアルトコインのビットコイン建てチャート考察していく。
イーサリアム(ETH)/BTCチャート分析
イーサリアム(ETH)/BTCは、7月上旬に0.025BTCの節目を割り込んで以降、底の見えない展開が続いている。
一方で、短期のトレンドラインではあるものの抜けたように見える状況であり、反発が期待される。
まだ短期足での反発の兆候に留まっているので、日足等の長期足に波及することができるかが鍵となる。
当面は割りこんだ0.025BTC付近の水準を回復できるかが鍵となる。
リップル(XRP)/BTCチャート分析
リップル(XRP)/BTCは、4000satを割り込んで以降、ETH/BTC同様に、BTC建てでは底の見えない展開が続いている。
2017年12月付近の1000satまで目安となる水準があまりないため、見通しは立てづらい状況。
短期的には保ち合いを作っており目先下げ止まりもあるが、割り込んだ4000satを戻さない限りはまだまだ短期の戻しに過ぎない。
今後の見通し
ビットコインドミナンスが70%を明確に超えた場合は、更にアルトコインからビットコインへの資金流出が加速する可能性があるので、このラインは非常に大きいものとなる。
短期ではアルトコインの反発が見られるが、まだまだ短期でようやく反発が見られたに過ぎず大局的な転換には程遠い。主要アルトは大きなサポートをBTC建てでは割っているものが多く、それらの回復が期待される。
アルトコインはFATF勧告や米国SECの証券規制等ファンダメンタル的にも強気になりにくい状況のため、ビットコインドミナンスはこの付近で多少の下落があっても、しばらく高止まりする可能性が高いのではないだろうか。
引用元: CoinPost
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