Bitfinexが自社トークンLEOの取引を開始
暗号通貨取引所のBitfinexが自社トークンであるUNUS SED LEO(LEO)の取引を開始することを発表した。公式発表によると、BTC、USD、USDt、EOS、ETHとの取引を予定しており、5月20日の午後5時から開始される。
BitfinexはLEOのプライベート・プレセールを今月11日までに完了しており、10億ドルの資金調達に成功した。LEOはBitcoin、USD、USDtによる裏付けがあるとされる一方、第三者が行った監査報告書などは公開されていない。
. @bitfinex is able to raise 1b USDt in 10 days, in a private sale. Private companies, giants in our industry and outside, made investments for > 100m each. A legion of inside and outside users made investments for > 1m each.
— Paolo Ardoino (@paoloardoino) May 13, 2019
BitfinexのPaolo Ardoino CTOは13日、Twitter上でLEOの販売を通じた10億ドルの資金調達を10日間で完了させたとツイートしている。これまでの取引所ビジネスを通じて多くの投資家からの信頼を得ていることをアピールしている。
Bitfinexは最近の報道で債務超過疑惑が取り上げられており、グループ企業のTetherが発行するUSDtで大きな売りが発生していた。4月26日には1ドルより5%安い1USDt=0.95ドルを付ける場面も見られた。
Bitstamp/Bitfinex, BTC/USD(日足)
報道後は、BitfinexのBTC価格も他取引所より安く取引されている期間があり、BitstampのBTC価格と比べると一時6%ほどディスカウントされていた。一方、LEOの資金調達が成功したことが市場に伝わると、価格差は解消された。
資金繰りが悪化したことからUSDtの準備金の一部を流用していたBitfinexだが、ニューヨーク州最高裁判所は5月16日、Bitfinexに対し準備金を流用の禁止を命じている。
Bitfinexの債務問題や現在のUSDtの準備金比率などの詳細は今のところ不明ではあるものの、USDtやBTCの価格を見る限り市場はBitfinexのオペレーションに問題はないと判断を下したようだ。
引用元: ビットコインニュース
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