仮想通貨市場　前週比

• 仮想通貨上位100通貨の合計時価総額：約$1,380億(＋2.9%)
• 上位100通貨のうち最も価格が上昇した通貨：TTC(+173.2%)
• 上位100通貨のうち最も価格が下落した通貨：ABBC(-35.5%)
• 時価総額上位100通貨の3/31取引高：$289.8億(+0.2%)
• 上位100通貨のうち最も取引高が増加した通貨：TTC(＋8,969%)
• 上位100通貨のうち最も取引高が下落した通貨：RVN(-84％)

仮想通貨市場

仮想通貨マーケット概況

BTC暴騰前となる2019/3/25〜2019/3/31の仮想通貨市場は、時価総額上位100通貨のうち74通貨の価格が上昇した。Coinmarketcapによると、2019/3/31の時点で時価総額上位100通貨の合計時価総額は、前週比＋2.9%となる約1,380億ドル（15.4兆円）となっている。

その中でも、時価総額が最も上昇したのは+174.0%となったTTC Protocol（TTC）であり、時価総額ランキングは83位にランクアップ。最も時価総額が減少したのはABBC Coinであり、前週比-34.2%であり、時価総額ランキングは72位となった。

新たに時価総額上位100通貨にランクインしたのは、TTC（83位にランクアップ）、BIX（93位にランクアップ）、ELA（81位にランクアップ）、NULS（85位にランクアップ）、WICC（98位にランクアップ）、AION(97位にランクアップ)の計6通貨となっていた。

時価総額上位100通貨の中、価格が最も上昇したのは+173.2%となったTTCであり、最も下落したのは-35.5%となったABBCだった。

3/31時点で、ビットコイン(BTC)の価格は、前週比＋2.1%の4,105ドルとなり、イーサリアム(ETH)は前週比＋3.4%の141.5ドルとなった。

図1：時価総額100位以内通貨の変動率トップ５

時価総額トップ100位通貨の取引高

3/31時点で、時価総額上位100通貨の24時間取引高は前週比+0.2%となる289.8億ドルとなり、内66通貨の取引高は20％以上増加。最も取引高が増えたのは＋8,969%となったTTCだった。　

一方で、24通貨の取引量が20％以上減少、4通貨の取引高が50％以上減少、中でも取引高が最も減ったのは-84％減となったRVNとなった。

図2：仮想通貨時価総額トップ100位の合計時価総額(左)と24時間の取引高(右、10億ドル単位)

上位10通貨の市場占有率、マーケットシェア

時価総額上位10通貨の時価総額は増加した一方で、市場占有率(ドミナンス)はやや減少した。BTCの市場占有率は減少しつつあった。

3/31時点で、上位10通貨の時価総額は、前週比＋2.5%の1,190億ドルとなり、総時価総額の82.4%を占め、前週比-0.6％となった。

ビットコイン(BTC)の市場占有率(ドミナンス)は、前週比-0.4%となる50.1%となった。

図3：時価総額上位10通貨の市場占有率(マーケットシェア)

図4：時価総額上位10通貨の市場占有率(ドミナンス)の前週比比較

マイニングに関する統計

ハッシュレート

3/25〜3/31の一週間、ビットコイン(BTC)のハッシュレートとイーサリアム(ETH)のハッシュレートと共に減少した。

ビットコイン(BTC)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-4.1%の45.8EH/sとなり、イーサリアム(ETH)ネットワークの平均ハッシュレートは前週比-4.0%の138.6TH/Sとなった。

図5：ビットコイン(BTC)ハッシュレートの変化

図6：イーサリアム(ETH)ハッシュレートの変化

ディフィカルティ(難易度)

3/25〜3/31の週に、ビットコイン(BTC)のマイニングディフィカルティは上昇した一方で、イーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティは下落しつつあった。

ビットコイン(BTC)の平均マイニングディフィカルティは前週比＋4.4%となる6.3Tとなり、イーサリアム(ETH)の平均マイニングディフィカルティは前週比-4.2%となる1,772THとなった。

図7：ビットコイン(BTC)及びイーサリアム(ETH)のマイニングディフィカルティ(難易度)

マイニングプールの市場占有率、マーケットシェア

ビットコイン(BTC)

ビットコインのマイニングプール市場では、ブロック生成数は前週比-8.2％となったが、上位1、2位のシェアが安定だった。「BTC.TOP」は前週の上位5位から8位に落ちた。

3/25から3/31までに、BTCブロックチェーン上で行われたマイニングのブロック数は、前週比-8.2%の1,004個となった。

ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率

(マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率、ハッシュレートの順で記載)

• BTC.comー156個、15.5%、7.1EH/s
• AntPoolー135個、13.4%、6.1EH/s
• F2Poolー107個、10.7%、4.9EH/s
• Poolinー104個、10.4%、4.7EH/s
• SlushPoolー102個、10.2%、4.6EH/s

図8：ビットコイン(BTC)マイニングプールの市場占有率(マーケットシェア)

イーサリアム(ETH)

イーサリアム(ETH)におけるマイニングプールのマーケットシェアは比較的安定して推移。「F2Pool_2」は上位3位にランクアップ。

3/25から3/31までの間に、イーサリアム(ETH)ネットワークで生成されたブロック数は前週比-0.5%となる44,754個となった。

イーサリアム(ETH)マイニングプールの市場占有率

(マイニングプール名−ブロック生成数、市場占有率の順で記載)

• Ethermineー12,342個、27.6%
• SparkPoolー9,570個、21.4%
• F2pool_2ー5,889個、13.2%
• Nanopoolー5,374個、12.0%
• MiningpoolHub_1ー2,623個、5.9%

図9：ETHにおけるマイニングプールの市場シェア

アクティビティデータ

ビットコイン(BTC)

3/25〜3/31の週に、ビットコイン(BTC)のブロックデータサイズとブロック毎のトランザクション平均数と共に大幅に増加。

blockchain.infoによると、3/25から3/31までの間にビットコイン(BTC)のブロックデータの平均サイズは前週比＋20.9%で1.1MBとなり、ブロック毎のトランザクション平均数は前週比＋26.7％となる2,277回となった。

図10：ビットコイン(BTC)のブロックデータ及び平均トランザクション回数

イーサリアム(ETH)

etherchainによると、イーサリアム(ETH)のブロック毎の平均トランザクション数は前週比＋7.4%となる101.0回となった。イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズは前週比＋5.5%の20,278bytesとなった。

図11：イーサリアム(ETH)のブロックデータの平均サイズ及び平均トランザクション回数

Huobiについて

Huobi は2013年の創業以来、顧客数·取引量共に世界トップレベルの取引所として、130か国以上のお客様にサービスを展開してきております。

2018年、BitTrade（仮想通貨交換業者関東財務局第00007号）を傘下に安心・安全・顧客本位の金融サービスを日本の顧客に提供いたします。

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Huobi研究所は、仮想通貨取引所を運営しているHuobiグループによって2016年4月に設立され、2018年3月に、ブロックチェーン分野における技術開発・業界調査分析・応用研究・コンサルティングを目的とした、より高度な組織へ発展を遂げました。

また、経済、金融、AI、法律等様々な分野に精通する人材を多く抱えている他、世界のあらゆるブロックチェーンに関する学術団体や大学、研究施設と提携しており、Huobi研究所の所長を務める袁煜明（Hubery Yuan）氏は、元産業保安研究所の副院長兼TMT(テクノロジー・メディア・通信業界)主席アナリストを務めた人物であり、New Fourtune社から「ベストアナリスト賞」を受賞しております。

また、同研究所はブロックチェーン分野の研究基盤を構築し、業界に対してより明確に根拠のある理論や研究成果を提供する事で、業界及び産業の発展を促進する事を目指しております。

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今回の記事はあくまで、調査レポートを元にCoinPostの考えを述べたもので、仮想通貨の値上がりを保証するものや、投資を奨励するものではございません。

仮想通貨への投資の際は、価格変動リスク、信用リスク、流動性のリスク等、リスクを確認した上、ご自身の責任の下で投資を行いましょう。

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引用元： CoinPost