週間ビットコイン相場 2019/2/26 ビットコインの価格が乱高下、1時間足で約9%の下落を記録
ビットコインの価格は、先週の37.5万円から10.3%上昇し41.8万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。
Bitbank,BTC/JPY日足チャート
上昇相場からの急落、半値戻しとなる結果に
今週のビットコインは大きなボラティリティを伴った荒い値動きとなりました。一時は昨年12月に記録した高値の47万円に迫る動きをしていたものの、その後の買いが続かず大きく下落する展開となりました。
45万円付近から売りが増え、最初のレジスタンスラインを超えて価格を定着させることができませんでした。さらに下落した際の大陰線は、3週間で最も大きい出来高を伴っていることから下落トレンドの発生を示唆しています。
Bitbank,BTC/JPY1時間足チャート
一時間足を見ると一時46万円台まで上昇しその直後に急落していることがわかります。値動きがあまりにも急であるため、上昇相場で利益を得ていたトレーダーの中でこの下落時に利確できた人は少ないのではないでしょうか。高値で掴んでしまったトレーダーが多く存在すると推測されます。
急落後の現在は、値動きが拮抗するコンソリデーションの状態となっており、次の動きに移行する前の準備段階にあります。
Bitbank,BTC/JPY平均日足チャート
24日の大きな下落により現在の平均日足は赤へと変わり、下落トレンドを示唆しています。今後41.6万円のラインを割ると再び下落を開始する可能性が高いと予想されます。
市場参加者が一方向に偏っていたことから起きた急落
今週ビットコインが上昇した直後に急落してしまった背景には、市場参加者が一方向に偏っていたからだと考えられます。
急落前のBitfinexのレバレッジ比率を見ると、ロングが約60%を占めていました。現在も58%と高水準を維持しています。60%という数字だけを見ると、さほど一方向に偏っているようには見えませんが、チャートの推移を確認すると約10ヶ月ぶりの高い割合です。
47万円の前回高値を更新する前に多くのトレーダーがすでにロング・ポジションを保有していたため、利益確定の売りとハイレバレッジ・ポジションの強制決済の連鎖が発生したようです。
Bitgur.comを確認すると、Bull(ロング)側がいまだ多くの利益を得ていることがわかます。今後も利益確定の売りが発生しやすいと考えられます。
alternative.meが提供しているFear&Greed Indexを見ると、数値が69とこちらも高水準を記録していました。Fear&Greed Indexは60を超えるとGreed(市場が強気)を示し、40を下回るとFear(市場が弱気)を示します。
60を超えると市場は強気に偏り新規の買い手が枯渇するため、価格は下落する場面が多くみられます。今週の価格の急落は、市場参加者の買いの偏りによる需要不足によって引き起こされたものと考えられます。
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引用元: ビットコインニュース
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