【注意】起業の最大のリスクは「うつ病」である件。
ガネゾウさんも書かれてるけど、起業の最大のリスクはここだと思う。病む。
心が蝕まれるという起業のリスク|ガネゾウ @gane_free|note(ノート) https://t.co/2lE7qpmT6k— イケハヤ (@IHayato) 2019年1月29日
起業家は辛いよ
起業家っていうのは、なかなか辛いんですよね。
ぼくも自分で会社をやってるんで起業家の端くれみたいなもんですが、まぁ辛いですね……。
実際に起業家は、うつ病の人がすごく多いことで知られています。
これは海外にもデータがありますし、日本でもそういうデータが出ています。
とある起業家さんの話
実在の人物をベースにちょっと内容を改変して、ぼくが知っている「とある起業家さん」の話を紹介したいと思います。
ぼくと同じ年くらいかな?当時彼は25歳くらいで、SNSアプリで起業。億単位の資金調達をして、すごく注目されたベンチャー起業を経営していました。
大企業とも資本提携がガンガン決まり、ユーザー数も伸びて順調にグロースしていきました。
まだマネタイズこそ追いついてませんでしたが、ユーザー数は50万、200万人と増えていって、これは結構イケるんじゃないかと。
世界に打って出る、日本初のベンチャー企業になるんじゃないかと思っていたんですが、残念ながらその勢いは続きませんでした……。
もちろん、そこから彼らは試行錯誤を重ねていました。ぼくもよくその様子を見ていました。
ですが、必ずしもうまくいくとは限りません。そこから停滞してしまって、現金が尽きてしまいました。
当然人を雇うことが難しくなったので、代表が交代したり従業員を解雇したりという感じで、最終的には売却の道なんかも模索していたようです。
ただ、結局それもうまくいかずにサービスは閉鎖になりました。
この間、4年くらいかな?彼らはとても頑張っていましたが、残念ながら続かなかったんですね。
悲しいですが、実は“よくある”話です。
とても悲しいですが、実はこういう話は、起業する人たちの中では“よくある”話です。
みなさんも、大半の会社は長く存続しないという話はよく聞きますよね。
すべての会社が長生きできるわけもないので、新しく会社を作っても潰してしまうようなことだって普通にあるんですよね。
「うつ病で動けないんです」
そんな彼に、先日Facebookのメッセンジャーでやりとりをする機会があったんです。
「最近何をしてるんですか?」と聞いてみたところ、なんと「うつ病で動けないんです」というレスが返ってきたんですよね。うおー、マジですか……!という感じでした。
もう休んでもらうしかないんですが、ぼくの方でも何か支えることができたら良かったなぁと今さらながら思ったりもしましたね。
ぼくの周りには、こういう「メンタルを病んで動けなくなってしまった人」が、間接的な話を含めると3、4人はいるので、起業家でうつになる人は割といるというのは、事実レベルとしてお伝えしておこうと思います。
うつ病になった話を公開している起業家も
ぼくの知り合いで、みんなのウェディングという会社の元COOの中村さんという方がいます。
以前によく打ち合わせなんかをしたことがあるような方なんですが、彼もなんとうつ病になっていたんですよね。
ぼくは彼の会社が上場する直前まで一緒にお仕事をする機会があって、当時の彼はまだ元気だったんですが、そのあと色々大変なことがあったみたいで、うつ病になってしまったという話をnoteで公開しています。(『元ベンチャー役員のメンタル疾患体験記』)
ご自身の言葉でしっかりと書かれている貴重なドキュメントになっています。ぜひ関心がある方は読んでみていただけると嬉しいですね。
日本でも起業家を支援するサービスが登場
こういう起業家のうつやメンタルヘルスの問題というのは本当にバカにならないんですが、海外だと割とサポート体制が充実してきているようですね。
日本でも「escort」というウェブサービスが出てきました。
尊い挑戦!/ 起業家の心と向き合うサービス「escort」を立ち上げました | KAZUMA IEIRI https://t.co/luoIUtnDf8
— イケハヤ (@IHayato) 2018年10月11日
「起業家の「人」と「メンタル」に特化した支援プログラム」ということで、こういうサービスが出てきているように、少しずつですが問題自体が啓発され始めていますね。
起業の最大のリスクはうつ病である
ですが!依然として、起業家で病んでしまう人は多いです。
ぼくも起業している側なのでわかります。ストレスも多いですし、数字が出ないと焦ったりしますよね……。
あとは、信頼していた人から裏切られるなんてこともありますよね。
信頼していた共同経営者から裏切られるとか、株主から裏切られるとか、もうホントそんなんばっかりですよね……w
過労になってしまう人も多いですよね。それで睡眠不足に陥っていくと。
加えて、最近では起業家のパートナー、ぼくでいったら妻ですね、そちらの方が病んでしまうパターンもあったりします。
それで家庭が崩壊してしまって、さらにストレスが重なるという……。
こうやって一度病んでしまうと、そこから治すのが本当に大変なんですよ。
うつ病になったら、やっぱり2〜3年は動けなくなると思った方がいいと思います。特に起業家にとって、うつ病になってしまうのはすごく辛いことなんですよね。
やっぱり、起業の最大のリスクはうつ病だと断言します。これはぜひとも理解しておいた方がいいと思います。
ぼくは基本的に「起業ってそんなにリスクないよ!」という立場でガンガン起業を煽っていく側なんですが、この点に関しては間違いなくリスクはあります。
日本では別に起業で失敗してもそこまでリスクがないというか、命までは奪われないのでガンガン起業すればいいと思いますが、うつ病になって身動きがとれなくなってしまうのは本当に辛いことです。
そこだけはどうか気をつけてほしいというのは、改めて強調しておきたいと思います。
対策は?
ぼくも起業家なので、自分のメンタルをちゃんと保つために何をすればいいかというのはよく考えています。じゃあ、具体的にどうすればいいのか?
1.寝る
寝ることですね。寝ましょう!
ぼくはめっちゃ寝ます。1日10時間ぐらい寝ます。
でも世の中の起業家って、ホント寝ないんですよ……。
仕事が忙しくなると寝れないですからね。それで睡眠時間を削り始めるとヤバイです。
うつ病になりやすくなるので、しっかり寝ましょう。
めちゃくちゃシンプルですが、超重要です。
2.生活リズムを整える
人それぞれ違うので一概には言えないですが、やっぱり生活リズムは安定しておいた方がいいと思いますね。
ぼくは子どもがいるので、保育園の送り迎えとかもあってかなり規則正しく生きています。
これがメンタルにもいい影響を与えているなというのは、自分自身でも感覚として持っていたりしますね。
3.飲み会をやめる
やっぱり、飲み会はやめましょう!ぼくからはこれを強く提案したいです。
起業家になると飲み会の誘いがたくさん来るんですよ。そうするとなんかそれに行かなきゃいけないような気分になるんですが、ぼくはおすすめしないですね。
やっぱりそれをやり出すと生活のリズムが崩れますし、メンタルも病みやすくなりますよね。
なので、もうそこはきっぱりと断るようにして、飲みに行かない代わりにランチに誘うというのをぼくは強くおすすめします。
4.運動をする
あとは運動しましょう!
と言いつつ、ぼくはあまり運動しないので説得力がないんですが……。
でも、筋トレとかランニングをするとメンタルが安定するというのはよく言われていますし、まぁ納得感もあるので運動はすごく重要ですね。
5.パートナーに相談する
これはいろんな意味でのパートナーです。精神科医の方でもいいでしょうし、ぼくの場合だと、よく妻に相談したりします。
なので、身近で信頼できるパートナーにちゃんと相談するというのもすごく重要なことなので、しっかり押さえておきましょう。
退場したら負け。
起業家というのは、厳しいようですが「退場したら負け」なんですよね。
自分で事業をやっているわけですので、自分が病んで退場してしまったら、まぁビジネスの市場ではもちろん、厳しくいうと「負け」ですよね。
ぼくはそう思っています。
タイトロープを渡りながら生きていこう。
起業家の生き方をたとえるなら、「タイトロープ」ですよ。本当に細いロープを渡るように人生を歩んでいるわけですね。
でもね、やっぱりそういう人生っていうのは「自由」と「興奮」があります。だからこそ、ぼくは起業をおすすめしたいんですよね!
まだサラリーマンで消耗してるの?
「うつ」に関しては、こちらの動画でもおすすめの本を紹介しているので、気になった方はぜひチェックしてみてください!
というわけで、書籍を紹介するコンテンツをアップしてみました。10/19発売。/【新刊紹介】「うつを治す努力をしてきたので、効果と難易度でマッピングしてみた」 https://t.co/IHacViJlzg @YouTubeさんから
— イケハヤ (@IHayato) 2018年10月15日
引用元: まだ仮想通貨持ってないの?
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