週間ビットコイン相場 2018/12/19 価格が大幅反発、最安値から約20%上昇
ビットコインの価格は、先週の38.5万円から7.7%上昇し41.7万円で推移しています。それでは今週のビットコイン相場を振り返ります。
Bitbank BTC/JPY 4時間足チャート
ビットコイン価格が反発、4時間足チャートの雲を抜ける
今週のビットコインは一時年初来安値を更新し35.5万円まで価格を下げました。しかしその後、大きく反発し40万円台まで回復しています。
底値からの上昇は40〜41万円の抵抗帯によって一度跳ね返されるものの、これが押し目となり2度目の上昇で上方ブレイクしました。前回高値も同時に超えたため、今後はこの価格帯が強い支持帯として意識されます。
注目すべきは4時間足チャートで雲を上抜けしたことでしょう。11月からの下落が始まってから初めてのことです。今後の上昇が期待できるシグナルとなっています。
強気相場では押し目を待って買いでエントリーするトレードが正攻法となります。
Bitbank BTC/JPY 1時間足チャート
押し目の探し方は色々ありますが、筆者はEMAの束を使います。最も早いEMAは10EMA(青線)で、順に数値を5ずつ増やしています。最も遅いEMAは40EMA(紫線)です。
10EMAから離れすぎている場合は、買われ過ぎている可能性が高いため買いでエントリーするにはリスクが高いと考えられます。EMAの束がある場所まで戻ってきた際の押し目で買うと、トレンドに沿った低リスクのトレードとなります。
Bitbank BTC/JPY 週足チャート
週足チャートをみると200MAから反発していることがわかります。週足200MAはビットコインのチャートでは一度も下方ブレイクしたことがないため、強い支持線として機能しています。また、週中であるため週足のクローズまで数日間あるものの、大陽線が出現しています。大陽線を維持したまま週足をクローズすることができれば、来週以降も強気相場が継続する可能性が高くなるシグナルとなります。
ハッシュレートの下落が止まり上昇に転じる
ビットコイン価格の大幅下落によりマイニング収益が悪化したため、ここ一ヶ月半ほどハッシュレートは下落し続けていました。しかし今週に入りハッシュレートの下落は止まり、少しずつ上昇し始めています。
BitcoinWisdom.com ハッシュレートチャート
ハッシュレートの上昇はマイナー全体の収益性に改善がみられることを示唆しています。マイナーは電気代を確保するために一定数のBTCを売却しなければなりません。一方、収益性が上向くとマイナーはより多くのBTCを貯蓄できるようになるため、市場の売り圧力は減少することになります。
収益性の改善の大きな要因として、マイニング・ディフィカルティの低下が挙げられます。マイニング・ディフィカルティはハッシュレートに応じて約2週間毎に更新され、ブロックが10分間隔に生成されるよう調節されます。
BitcoinWisdom.com マイニング・ディフィカルティチャート
12月18日に更新されたマイニング・ディフィカルティは、前回より9.56%低い5,106,422,924,659です。ディフィカルティがさらに低下したものの、前回の−15.13%より下落幅が縮小していることがわかります。
ハッシュレートの上昇やマイニング・ディフィカルティの下落幅縮小などマイニングの状況に変化がみられます。マイニングはビットコインの価格にも大きな影響力を持つため今後も注視していきたいところです。
引用元: ビットコインニュース
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