FSBが暗号資産市場に関する見解を表明、世界的な金融市場への重大リスクはないが監視が必要 〜南海泡沫事件やドットコム、リーマンショックなど過去の経済的バブル崩壊との比較も
日本銀行は10月11日、金融安定理事会(FSB、Financial Stability Board)による報告書「暗号資産市場—将来の金融安定に対する潜在的チャネル」が公開されたことを報告した。日銀も参加するFSBは、主要25か国・地域の中央銀行、金融監督当局、財務省、IMF(国際通貨基金)、世界銀行、BIS(国際決済銀行)等の代表が集う国際金融に関する措置、規制、監督などの役割を担う団体である。同報告書は、仮想通貨(報告書ではCrypto-asset:暗号資産の明記)市場に関するFSBの見解を表明するもので、財務安定性のための暗号資産の潜在的な影響力を評価している。暗号資産は、現時点で世界的な財務安定性に重大なリスクをもたらすものではないが、市場の発展の速度を鑑みて、注意深く監視していく必要があるとしている。
引用元: 仮想通貨Watch
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