米司法省、4億円規模のビットコインオークションを開催
米司法省の機関の一つである連邦保安官局(USMS)は、犯罪者などから押収したビットコインをオークションにかけることを発表した。合計660ビットコインがオークションにかけられる。日本円に換算するとおよそ4.7億円規模となる。
オークションは11月4日に開催される。参加を希望する人は10月31日までに登録を済ませ、20万ドルのデポジットを用意する必要がある。オークションにはアメリカ人以外の外国人も参加することができるが、デポジットや落札時の支払いはアメリカ国内の銀行を通して行わなければならない。
オークションにかけられるビットコインはAとBの2つのセクションに分けられている。Aでは600ビットコインがオークションにかけられ、Bでは60ビットコインだ。参加者が入札することができるのは一度きりで、他者の入札状況を確認することはできない。
落札者は、11月6日の午後2時までに落札額をUSMSに送金しなければならない。送金が確認できない場合、次に高値を入札したオークション参加者に購入権が移る。落札できなかった参加者のデポジットは、1週間以内に返却される。
落札者からの入金を確認後、USMSはビットコインの送金手続きを始める。USMSは、落札されたビットコインを1度だけ指定されたアドレスへ送る。しかし、テロリストなどとの関連が疑われるアドレスには送金しないとしている。また、送金手数料は落札者負担となる。
USMSは今年の1月と3月にもビットコインのオークションを開催している。1月には3600ビットコイン、3月には2100ビットコインがオークションにかけられている。市場で取引されるビットコインは1月時点の価格から60%ほど下落しているため、落札価格も前回より安値になることが予想される。
引用元: ビットコインニュース
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