退職代行サービス続々……格安業者の「非弁行為リスク」に注意!
「退職代行」サービスが盛り上がってますね!
退職って、だるいですよね……。
ぼくも二回会社辞めてるんでわかるんですが、会社を辞めるのって正直だるいですよね……。
最初の会社では何度も上司と面談したことを覚えています。
運良く不況で会社が合併するタイミングだったので「まぁ辞めるよね」という感じで納得してもらえましたがw
ほんまもんのブラック企業だと、そもそも「退職拒否」とか仕掛けてくるんですよね。
酷いケースだと「やめたら損害賠償請求するぞ」という脅しをしてくる、なんて話も。頭おかしいけど、リアルです……。
なかでも多いのは、「やめたい」と申し出た社員に対して「やめたら損害賠償を請求する」というケース。
勤めていた会社に損害賠償を請求された30代の男性。
8年間勤めたIT企業を退職。やめるきっかけは長時間労働。
(略)男性はその後、うつ病に。出社しなくなると、その2日後、会社から内容証明が送付され、そこには「責任を果たさなければ、損害賠償を請求する予定だ」と明記されていた。
(略)会社は2,000万円あまりの損害賠償を求め男性を訴え、男性が課長になった5年前から、会社の売り上げが大きく落ち込み、業績の悪化は男性が管理業務や作業のノルマを果たす義務を怠ったためと主張。
さすがにこういう漆黒ブラック企業は稀だと思いますが……
「退職する権利」を行使するのはハードルがあるのも事実なわけですね。
退職を代行してくれる!
そこで出てきたのが「退職代行」。もっとも有名なのは「EXIT」という業者です
LINEやメールで相談をすれば、最短で即日辞められるというスピード対応。
利用料金は40,000〜50,000円。この値段で代行してくれるならありですね。「退職完了まで追加費用はいただきません」という明朗会計。
ウェブサイトには退職事例やQ&Aもまとまっています。悩んでいる方はどうぞ。
格安業者に注意。
という感じの退職代行サービスってじわじわ増えているんですが……。
EXITの方に合わせて取材したところ、こんな話も出てきました。
最近、格安の金額にて退職代行を行う悪質な業者が発生しております。
そういった業者は顧問弁護士がいないケースがほとんどです。
いわゆる「非弁行為(弁護士ではないのに法律業務をすること)」を行なっている場合も多く、利用したとしても退職自体が無効になってしまうリスクがあります。注意してほしいですね。
「非弁行為」は耳慣れないことばですが、法律が絡んでくる仕事では、こういうリスクがあるんですね。
たとえばこちらは「クチコミ削除代行」が非弁行為と認定された、という判例の話。
インターネット上に書き込まれた誹謗中傷などの削除を代行する業者に対して、依頼者の男性が支払った代金の返還を求めた訴訟の判決が2月20日、東京地裁であった。
原克也裁判長は、ウェブサイトの運営者に誹謗中傷などの削除を求めることは、弁護士法が弁護士以外が取り扱うことを禁じた「非弁行為」にあたるとして、契約が無効であると判断。業者に対して、代金約50万円を返還するよう命じた。
幸いにしてそういう話はまだ出ていませんが、「退職代行サービスを利用したけど、非弁行為として認定され、退職が無効になる」というトラブルはありえそうで怖いですね……。
「EXIT」はここらへんのリスクも織り込んでおり、非弁行為にならない範囲で業務を行うことを徹底しているとのこと。
以下、公式ページから引用。
弊社は退職代行事業の非弁リスクを回避するため、顧問弁護士から指導を受け、業務範囲の適正化に努めております。
「退職代行」自体が立ち上がったばかりの業種なので、ともすると、トラブルが発生しそうな予感ですね……。
退職代行を利用する際は、「非弁行為」リスクを回避できる業者を利用しましょう。
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引用元: まだ仮想通貨持ってないの?
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