モネロにトークン再使用不可のバグが見つかる
先週のビットコインのコードのバグに続き、モネロのコードにもバグが発見された。ハッカーがこのバグを悪用していた場合、モネロを扱っている取引所やオンラインショップなどが被害を被っていた可能性があった。
現在はすでにこのバグを修正した最新のソフトウェアv.0.12.3.0がリリースされている。開発者は、取引所やオンラインショップに対し、アップデートを行うよう呼びかけている。
今回新たに発見されたモネロのバグは、取引所やオンラインショップのウォレットにあるトークンを再使用不可にすることができた。ハッカーに悪用されれば、モネロの供給量が意図的に減少させられ、エコシステムに大きな悪影響を及ぼすところだった。
バグの可能性については、以前からRedditを通じユーザーが指摘していた。指摘を受け開発者が実際にコードを調査したところ、バグが発見された。
ハッカーはトークンを再使用不可にすることができた一方、攻撃することで直接的な利益を得ることはできなかった。そのため、ハッカーがあえてこのバグを利用しモネロのネットワークを攻撃するインセンティブは低かったと考えられる。
先週のビットコインのバグ発覚に続きモネロにもバグが発見されたことで、2週続けて仮想通貨のバグが話題にあがった。一方、価格に対する影響は限定的だ。仮想通貨には予期せぬバグやアクシデントがあることを、すでに価格は織り込んでいるようだ。
モネロの開発チームは今回のバグを教訓とし、さらに慎重にコードのレビューを行っていくとしている。また、仮想通貨に使われているソフトウェアは未熟であり、今回のようなバグが潜んでいる可能性があることを認め、利用時の注意を改めて示した。
引用元: ビットコインニュース
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