サイトオープン1周年記念|CoinPostアクセスから見る仮想通貨業界の動向
- CoinPostオープン1周年
- 日頃CoinPostの記事をご愛読いただき、誠にありがとうございます。本日8月10日で、CoinPostはサイトオープンから1周年となりました。当記事では、2017年8月10日〜2018年8月10日のアクセスをご紹介しながら、合わせて1年間の仮想通貨業界について振り返っていきます。
2017年8月10日~2018年8月10日の間のBTCの値動きは、30万円台を推移していたところから、最高値200万円を突破し、現在は70万円前後を推移しています。
そこで当記事では、1年間の振り返りとして、CoinPostの記事・Twitter・サイトアクセスをランキング形式でご紹介いたします。
1.最もアクセスが多かった日は?
日付 | ユーザー数 | BTC価格 |
---|---|---|
2017年1月27日 | 約150,000 | 約125万円 |
2017年1月26~27日は、コインチェック事件が発生し、その後記者会見が行われた日です。
12月にビットコイン価格が200万円を突破し、各取引所のTV CMなども話題になっていたためか、1月に起きたコインチェック事件の記者会見は、仮想通貨投資家に限らず注目を集めました。
この日、CoinPost編集部は記者会見に参加し、生放送とTwitter上での速報をお届け致しました。
2018年前半、業界の注目度がピークだった時と言えるでしょう。
2.記事アクセスランキング
日付 | 記事タイトル | BTC価格 |
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12/12 | 1位:イーサリアム価格予想:2018年に大きな価格上昇は望めるのか? | 約200万円 |
12/9 | 2位:仮想通貨業界:今後5年に起こりうる10のこと(前編) | 約198万円 |
10/1 | 3位:リップルは2018年12月までに1ドルまで高騰すると専門家が予想 | 約48万円 |
(※今回はニュース・考察記事に限定しています。)
第1位のETH価格予想は、nulltx.comでの予想で、イーサリアム価格が2018年内にイーサリアムが$4000(約45万円)に達するのではないか、とする内容が話題になりました。
第2位の業界予想は、Forbesの記事を参考にしており、認可された株式トークンや非中央集権型取引所など、現在でも注目度の高い内容などについて、どのように業界が進んでいくかが予想されています。
第3位のXRP1ドル到達価格予想は、2018年12月どころかまさか2017年中に達成されるとは、考えてなかった投資家が多いでしょう。(最高値は400円を突破しています。)
3.ツイートアクセスランキング
第1位:ネム史上最高セキュリティHot/Cold Walletの作成と使い方を解説
コールドウォレットなどについて話題になっていますが、NEMはオフラインcold storageの安全性を保ちながらXEMを送受信できるウォレットを発表しています。
HOTの利便性とCOLDの安全性を併せ持ったウォレット
ネム史上最高セキュリティHot/Cold Walletの作成と使い方を解説 CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) January 29, 2018
第2位:BinanceCEO CZ氏が、金融庁がBinanceに対し警告と報じた日経社の報道に対し発言
BinanceCEO CZ氏が、金融庁がBinanceに対し警告と報じた日経社の報道に対し発言
『日経新聞は無責任なジャーナリズムだ。我々は日本金融庁と建設的な対談中で、なにも命令を受けていません。金融庁と建設的な対談中にも関わらず、我々に来る前に新聞社に情報を伝えることは道理にかなっていません。』 CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) March 22, 2018
第3位:Binanceが日本に本社を移すという情報は誤報
Binanceが日本に本社を移すという情報は誤報
過去のCoinPost独占インタビューでCEOのCZ氏は日本支社及び金融庁登録について前向きな姿勢でしたが、それを撤回しました。
HPから日本語が取り除かれた理由は、日本の金融庁から取り除くよう指示があったそうです。#binance CoinPost -仮想通貨情報サイト- (@coin_post) February 7, 2018
CoinPostではBinance CEO CZ氏に対し独占インタビューを実施し、日本の皆様に一次情報を提供し続けました。
Binanceが日本に本社を移す、とTwitterなどを中心に広がっていた誤情報を、実際にCEO本人にお聞きすることで、正しい情報をお届けすることが出来ました。
Binanceは現在、日本ではなくマルタに本拠地を移し、世界最大級の仮想通貨取引所として運営を続けています。
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12月は、ビットコイン価格が200万円を超え、TVのニュースなどでもその高騰ぶりが報じられていました。
そういった空気の中、年末に次年の強気価格予想の記事が多く投稿され、投資家からの注目が集まっていました。
その後1月、アクセスが集中した日を見ると、業界にとってコインチェック事件がどれだけ大きなものだったかが伺えます。
そして2月から現在まで、国内の仮想通貨業界の注目度は、12月時点から大幅に減少していると思われます。
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皆様にご愛顧いただき、CoinPostはオープンから1年間運営を続けることができました。
改めまして、御礼申し上げます。
オープンから1年間のアクセスを分析すると、最もアクセスの多かった日が1月27日やツイッター1位のNEMのホットコールドウォレットと日本の投資家にとってコインチェック事件がとても重大な出来事であったことが伺えます。
その後、ユーザーへの返金も無事に終わり、マネックス社に買収されるという形で一区切りつきましたが、この事件から取引所に対する金融庁の動きが注目ポイントとなったことは間違いないでしょう。
最もアクセスの多かった記事を見ると、価格や業界の予想記事が人気で大きな動きのあった2017年から仮想通貨がどのように成長していくのかという点に関心が向けられていたことが分かります。
記事自体はコインチェック事件前の投稿ですが、いまだにその記事が1位ということを考えると、2017年はまさに仮想通貨の年であったと言えます。
それほどの期待が込められていた仮想通貨業界にとって、大きなターニングポイントになったコインチェック事件後からは価格も下落し、現在は当時の半値近くまで落ち込んでいます。
プラス材料になりそうなニュースなども出ていますが、いまだに大きなトレンド転換は起きていません。
価格の下落に伴い、仮想通貨への関心も下がっており、業界への新規参入する方が増加していないのは、疑いようのない現状でしょう。
しかし、大手企業の仮想通貨ブロックチェーン業界への参入やCoinPostとしても様々なイベントへ参加させていただいて、業界を成長させていくために多くの方が活動されている現場を間近で見させていただいてると、まだまだ大きく成長していく産業なのだと肌で感じております。
CoinPostの最初の1年間は、大幅な価格上昇やハッキング事件など大きな衝撃のあった激動の1年でしたが、次の1年ではプラスの意味で更に仮想通貨業界に衝撃が起きることを願っております。
また業界の一旦を担う企業として、正確な情報を早く届ける理念のもと、少しでも貢献できますよう活動していく所存です。
今後ともCoinPostを宜しくお願い申し上げます。
引用元: CoinPost
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