米司法当局がダークウェブ利用者からビットコインを押収
米当局がダークウェブを通じ違法取引を繰り返していたディーラー35名を逮捕した。4億円相当の米ドルや金の他に、ビットコインや数種類のアルトコインが押収された。ビットコインが取引の一部に利用されていたが、取引全体の1%にも満たなかったと報告されている。
取引されていたのは、違法薬物や拳銃、グレネードランチャーを含む銃火器などだ。押収された金品の合計額は22億円に上る。
今回の捜査では、米司法省(DOJ)、麻薬取締局(DEA)、国土安全保障捜査局(HSI)が協力し容疑者らを逮捕した。
司法長官代理のRod J. Rosenstein氏は今回の作戦の成功を以下のように語った
「犯罪者たちがダークウェブが安全だと思い込んでいるとしたら、それは間違いだ。我々は彼らのネットワークを暴き出し、正義のもとに引きずり出す」
一方、HSIのDerek Benner氏は、「ダークネットはより複雑になり、違法商品の場所の特定を難しくしている」と語る。
今回逮捕されたRyan Farace容疑者とRobert Swain容疑者は、ビットコインを使いタブレットなどの電子機器や違法薬物の販売を行っていた。
米当局が犯罪者からビットコインを押収したのは今回が初めてではない。DOJは2013年に当時最大のダークウェブSilk Roadを捜査し、後に運営者Ross Ulbrichtを逮捕し閉鎖に追い込んでいる。同サイトで使われていた8万ビットコインは、2013〜2014年の間にオークションにかけられ投資家に売却された。
引用元: ビットコインニュース
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