イーサリアム上のDapps数が1000を超える、スケーリングを懸念する声も
イーサリアムのブロックチェーン上のデータを解析するAlethioのChristian Crowley氏によると、2017年にローンチされたDecentralized applications(Dapps)の数は1090だった。また700の異なるトークンが誕生したことも報告されている。
ユーザーは毎日約10万人ずつ増加しており、昨年のピーク時には24時間で125万トランザクションを記録している。またユニークアドレスの数は2920万個に上るようだ。
Dappsが増えるとともにユーザーも増加傾向にあり、エコシステムが成長している。プロジェクトが順調に進んでいる一方、ユーザーが増えることでネットワークへの負荷が大きくなることを懸念する声も聞かれる。
ブロックチェーン上のデータを記録するアーカイブ・フルノードは1TBを越えたことが報告された。アーカイブ・フルーノードはデータをアップロードすることで、他のフルノードや、ライトクライアント・ウォレットの残高を確認することを助ける役割を担っている。
ブロックチェーンの容量が大きくなると、ディスクスペースがより大きいハードウェアが必要になる。またイーサリアムにはブロックサイズに制限がないため、ブロックサイズが大きくなりすぎると、通信環境次第ではネットワーク同期が困難になるなどの問題が発生する。
仮想通貨には、ユーザーが急増するとスケーラビリティ問題が浮上していくる。イーサリアムには、プルーフ・オブ・ステーク(PoS)、プラズマ、シャーディングなどのソリューションが用意されている。今後もエコシステムを広げていくために、早期のソリューションのネットワーク実装が望まれている。
引用元: ビットコインニュース
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